"アスベスト対策必要"
 
党府議団に府知事が回答
    
 
 日本共産党大阪府議団は4日、2005年度補正予算編成と施策に対する要望書を太田房江府知事に提出しました。
   要望は、今、府政に求められていることは暮らしと営業を守り、少子化問題や青年などの雇用、震災対策などにとりくみ、府民の生命と安全を守ることだと指摘。安威川ダムなど必要のない大型開発をやめ、府民本位の府政への切り替えを求め、同時にアスベスト対策や福祉医療制度改悪による過重な自己負担軽減など緊急課題についても要求しました。
   要望書は
 @中小企業の振興と雇用確保
 A福祉・医療の充実、総合的な少子化対策
 B教育の充実C安全、安心のまちづくり
 D大型開発の中止
 E公正・民主的な府政をすすめる
−−の6つの柱と85項目からなっています。

 
 知事は3点について回答。子育てしやすい労働環境づくりと若年層の就労支援、DV(ドメスティックバイオレンス)対策の推進、アスベスト対策について取り組みたいと語りました。アスベスト問題では「検診問題、解体時の撤去方法、今ある施設の安全確保についても早急に結論を出したい」とのべました。
   宮原威府議団長はアスベスト対策について「府内にはたくさんの建設産業関係者がいる。エイズ対策でやったように初歩的なマニュアルづくりが必要ではないか」と提起。府側は専門家会議で論議していることを明らかにしました。また「被害で多いのは肺がん。40歳以上の健康診断に(肺がん検査を)組み込むなどのやり方がある」とのべました。 
 
> >「2005年度補正予算編成と施策に対する要望書」全文をご覧ください。
 
 

2005年8月5日付
「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団