東大阪市・車いす踏切事故

"非常ボタン押しにくい"  

宮本前参院議員ら近鉄、運輸局に指摘

      東大阪市の近鉄俊徳道3号踏切で起きた電動車いすと電車の接触事故(26日)をめぐり、日本共産党の調査団が29日、近畿運輸局、近鉄担当者を交えて現地調査を行い、自己の状況や対策について説明を受けました。調査には宮本たけし前参院議員と和田正徳府議、吉井英勝衆院議員秘書らが参加しました。
 

調査する宮本たけし前参院議員(左)と和田正徳府議(右)
 
 現場は近鉄長瀬駅から7、80bほど北に進んだところ。目の前に病院があり、近鉄の小林純運転課長は、「他の踏切に比べて車椅子の通行が多い」といいます。

 
 自己の直接の原因は、電動車いすがバッテリー切れを起こし、立ち往生したためとみられています。党国会議員団大阪事務所の調べによると、同型の車いすは平らな道で約20`走行できます。
 宮本氏と和田府議は安全対策について質問。「踏切内にある非常用ボタンは車いすの人が押しにくい場所にある」として、「踏切の場所の特徴に応じて柔軟に対策をとるべきだ」と指摘しました。

 調査後、宮本氏は「車いすのバッテリー切れは新たな社会問題になりかねません。今後調査が必要です。非常ボタンの位置が踏切内では、、車いすで立ち往生している人に周りの人が気付いてもボタンを押すことができません」と話しました。





2005年3月30日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団