安威川ダム

"利水予算撤回求める"

 "府民の水まかなえる"

府議会で岸上議員

 

一般質問に立つ岸上議員
   日本共産党の岸上しずき大阪府議は7日、一般質問に立ち、安威川(あいがわ)ダム建設、府立大農学部大学院のりんくうタウン移転などについてただしました。
 岸上氏は、安威川ダム建設による利水問題について府水道部経営・事業等評価委員会が将来の水需要予測を1日最大253万dから216万dに下方修正したことを指摘。府工業用水の余剰11万dを活用すればまかなえることを示し、新たな水源確保は必要なく、結論を先送りせず新年度予算から利水関係の予算(25億円)の撤回を求めました。
 府立大大学院の移転問題で、分散立地がもたらす否定的影響や、府の財政再建に逆行することなど、移転が何の利点ももたらさないことを明らかにし、府立大の学舎整備の全体像をまとめた「キャンパスプラン」を白紙に戻して議論を尽くすよう求めました。
 

一般質問に立つ岸上議員
 太田知事は、府工業用水の転用の検討内容にはまったく答えず、「今後の水源確保は工業用水の転用、安威川ダム、紀の川大堰(ぜき)から確保する」とのべ、水源の内訳は「ことしの夏に決める」と答えました。府立大大学院の移転問題では、議会の同意が得られないとして予算案への計上を見送ったにもかかわらず、「キャンパスプランにもとづいて学舎整備を支援する」と「プラン」に固執しました。



2005年3月8日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団