府議会教育文化常任委員会

養護学校の建設要望  

小林徳子議員が「学級の整備・充実も」と質問  

 府議会教育文化常任委員会で7日、日本共産党の小林徳子議員は、過密・過大が深刻で、一刻も早い解決が求められている養護学校、学校の問題について質問し、抜本的な対策を求めました。
 養護学校の適正規模は150人〜200人とされていますが、200人を超える学校が7校あり、そのうち4校は300人を超えています。そこでは特別教室を普通科教室として使ったり、クラスの定数8人を9人にしたり、学校が遠く通学時間がスクールバスで1時間以上かかる生徒が少なくないなど、大変過酷な状況になっています。とくに知的障害養護学校の児童生徒数は1993年2209人から02年2566人へと年々増加しています。
 小林議員は、「各地域に養護学校を設置すべきだ」と強調。現在、八尾養護学校に東大阪市の児童・生徒が小中高等部あわせて167人、東大阪養護学校に知的障害者の高等部の生徒が68人通学していることを示し、「廃校になる府立玉川高校の活用をとの声もあるが、東大阪に知的障害の養護学校の建設は市民の強い願いだ」と主張。
 竹内教育長は「府立高校の跡地活用は全庁的な場で検討していきたい」と答弁。養護学校の整備について松岡障害教育課長は「来年度は121学級増やし、障害の種別に応じた学級に対応できるよう市町村とも協議していく」と答えました。

   



2003年3月13日付
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