府立3大学
統廃合と「法人」化推進へ府が計画を発表
 
 大阪府は20日、府立3大学統廃合と教職員のリストラ、「法人」化などを推進する「大学改革基本計画」を発表しました。
 これは今年8月に「計画案」として発表したものとほぼ同じ内容で、教職員や学生などの反対や批判の声を押し切って、策定を強行したものです。府が募集した府民の意見・パブリックコメントのなかでも、「性急な実施はすべきでない」「府民の財産としての府大学の役割を守ること」「学生の意見を取り入れること」などという意見が寄せられていました。
 大阪府はすでに「府大学改革具体化推進会議」を設置しており、府民と大学関係者、地元堺市の意見を尊重することなく、計画を強行する構えです。
 府立の大学教職員でつくっている大阪府大学教職員組合は、「『大阪府大学改革基本計画』の撤回と大阪府の大学・高等教育の充実を求める請願」署名を行い、府立の大学を守り発展させるため「声をさらに大きく広げたい」と運動を進めています。
 
計画は撤回し、大学の自治、学問の自由を最大限尊重する立場で再検討を
宮原たけし日本共産党府議団幹事長が談話
 
 
 日本共産党大阪府議会議員団の宮原たけし幹事長は、要旨つぎのような談話を発表しました。
 計画の第1の問題点は、府立3大学(府立大学、女子大学、府立看護大学)を統廃合して女子大を廃止し、教職員を25%削減しようとしていることである。
「新生府立大学(仮称)では、女子大における『女性学研究センター』の蓄積を生かす」としているが、蓄積を真に生かすなら、女子大を存続し研究成果を発展させるのが筋である。教員削減では「少人数の授業を増やして」という学生の要望に応えられない。結局、計画は、関空二期事業などムダな巨大開発の結果である「財政危機」のつけを大学に押しつけるものである。 
 第2は、大学の独立行政法人化をすすめようとしていることである。「民間的経営の手法」がもちこまれ、公教育の側面が切りすてられ、基礎研究などが軽視される。今でも初年度50万円近い納付金が大幅に値上げされれば、府立大は府民にとってより遠くなる。
 重大な問題点をもつ計画は撤回し、大学の自治、学問の自由を最大限尊重する立場で再検討することを強く求める。



2002年12月21日付
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日本共産党大阪府議会議員団