阪神高速道路公団から大量の天下り、1人で6社の役員兼務も
府議会決算特別委 奥野勝美府議の追及で判明
阪神高速道路公団が発注した遮音壁工事をめぐる官製談合事件で7人が逮捕されていますが、同公団と監督・契約関係になっている、いわゆるファミリー企業や財団法人の役員などにOBが大量に天下りしており、なかには1人で6社の役員になっているOBもいることがわかりました。
2日開かれた大阪府議会決算特別委員会で、日本共産党の奥野勝美議員が同公団から提出させた資料にもとづいて調査し実態を明らかにしたもの。
それによると、同公団OBが天下りしている関連企業や財団法人は、合わせて30の子会社や団体でのべ116人にのぼっています。このうち、ファミリー企業が25社で、のべ91人、財団法人が5団体で、のべ25人となっています。
2社以上にまたがって天下りしている、OBが20人にのぼり、もっとも多いのは、6社にまたがって掛け持ちしていた元同公団大阪管理部電気通信課長。同元課長は、(株)、(株)ハイウエイ技研、(株)エコエンジの4社の取締役を兼任し、阪神施設調査(株)と(株)工研の監査役についています。他に5社・団体掛け持ちが4人、3社・団体掛け持ちが12人いました。
奥野議員は、1人で複数の関連企業に天下ることなど常識では考えられないこと、まして6社というのは、異常であること、府が阪神高速道路公団に735億円余りを出資していることなどを指摘、府として天下りはやめるよう申し入れることを求めました。
これに対して田村恒一土木部長は「このような事件が起きたことは大変遺憾」としながらも「(天下りはやめる)そこまでは申し上げられる状況にない」とのべました。

2002年12月05日付
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